東京外国為替市場概況・12時 ユーロドル、堅調

 14日の東京外国為替市場でユーロドルは堅調。12時時点では1.1070ドルとニューヨーク市場の終値(1.1046ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。昨日まで3日続伸した地合いの強さが継続。昨日届かなかった1.1070ドル台に乗せ、昨年4月1日以来の高値となる1.1075ドルまで上値を伸ばした。
 またポンドドルも昨日高値1.2537ドルを上抜けて、1.2545ドルまで上げ幅を広げた。ドルスイスフランは0.8875フランまでドル安に傾いている。

 ドル円は下落が一服。12時時点では132.41円とニューヨーク市場の終値(132.58円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。仲値後は頭が重くなり、ドルが欧州通貨に対し弱含んだ影響も受けて132.27円まで下押しした。もっとも昨晩同様に132円前半では下げ渋り、132.40円台まで持ち直した。
 なお植田日銀総裁の発言「G20では、コアCPIは今年度後半に向けて2%以下に下がる見通し、物価目標の実現へ現在の金融緩和維持する姿勢と説明」が伝わっている。

 ユーロ円は12時時点では146.58円とニューヨーク市場の終値(146.46円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。ドル中心の値動きを眺めて146円半ばで上下が続いた。ただし、日経平均が堅調なことで底堅い印象ではある。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.27円 - 132.64円
ユーロドル:1.1046ドル - 1.1075ドル
ユーロ円:146.38円- 146.65円


(小針)
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