NY為替見通し=4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数の「価格」指数に要注目か
本日のNY為替市場のドル円は、4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数の「価格」指数に注目する展開が予想される。
しかしながら、今週の最重要経済指標は、28日に発表される米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している3月のPCE総合価格指数であるため、ニューヨーク地区の景気指数による反応は限定的だと思われる。
4月14日に発表された米ミシガン大学の4月の消費者調査速報値では、1年先のインフレ期待が、ガソリンの値上がりを背景に4.6%へ上昇した。しかし、3月時点での1年先のインフレ期待は3.6%であり、3月のCPI(前年比+5.0%)とPPI(前年比+2.7%)と整合的であり、OPECプラスの原油減産を受けた原油価格の上昇が4月調査のインフレ期待を高めたことになる。
金利スワップ市場では、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は80%程度まで上昇し、6月の利上げ確率が高まっている。
4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数は-18.0と予想されており、3月の-24.6からの改善が見込まれている。3月の「支払い価格」は、41.9で2月の45.0から低下していた。そして、6カ月先の「支払い価格」も、31.4となり、2月の49.5から低下していた。
本日発表される4月と6カ月先の「支払い価格」は、上昇している可能性があり、原油価格の上昇を受けた米国のインフレ懸念の高まりを確認することになる。
一目均衡表でのドル円のテクニカル分析では、一目均衡表・雲の中(上限:134.48円・下限132.57円)の中での推移となっており、放れに就くスタンスで臨むことになる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は一目・雲の上限の134.48円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は一目・雲の下限の132.57円。
(山下)
しかしながら、今週の最重要経済指標は、28日に発表される米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している3月のPCE総合価格指数であるため、ニューヨーク地区の景気指数による反応は限定的だと思われる。
4月14日に発表された米ミシガン大学の4月の消費者調査速報値では、1年先のインフレ期待が、ガソリンの値上がりを背景に4.6%へ上昇した。しかし、3月時点での1年先のインフレ期待は3.6%であり、3月のCPI(前年比+5.0%)とPPI(前年比+2.7%)と整合的であり、OPECプラスの原油減産を受けた原油価格の上昇が4月調査のインフレ期待を高めたことになる。
金利スワップ市場では、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は80%程度まで上昇し、6月の利上げ確率が高まっている。
4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数は-18.0と予想されており、3月の-24.6からの改善が見込まれている。3月の「支払い価格」は、41.9で2月の45.0から低下していた。そして、6カ月先の「支払い価格」も、31.4となり、2月の49.5から低下していた。
本日発表される4月と6カ月先の「支払い価格」は、上昇している可能性があり、原油価格の上昇を受けた米国のインフレ懸念の高まりを確認することになる。
一目均衡表でのドル円のテクニカル分析では、一目均衡表・雲の中(上限:134.48円・下限132.57円)の中での推移となっており、放れに就くスタンスで臨むことになる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は一目・雲の上限の134.48円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は一目・雲の下限の132.57円。
(山下)