ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、戻り鈍い

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。24時時点では133.97円と22時時点(134.18円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。21時前に一時133.86円と日通し安値を付けたものの、前日の安値133.63円が目先サポートとして働くと買い戻しがじりじりと進んだ。ブラード米セントルイス連銀総裁が「インフレは根強く利上げ継続が適切」「制限的な政策金利は5.5%から5.75%の範囲と見込む」と述べたことも相場を下支えし、一時134.32円付近まで下げ幅を縮めた。
 ただ、米長期金利が再び低下すると徐々に上値が重くなっている。米国株相場の失速も相場の重し。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0962ドルと22時時点(1.0956ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが3.60%台まで上昇すると一時1.0943ドル付近まで下押ししたものの、米10年債利回りが3.54%台まで低下すると持ち直した。米金利動向に左右される展開となった。

 ユーロ円は24時時点では146.86円と22時時点(147.01円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。ドル円や米国株の失速につれた売りが出て一時146.80円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.86円 - 134.71円
ユーロドル:1.0922ドル - 1.0983ドル
ユーロ円:146.73円 - 147.38円

(中村)
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