ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、一転上昇

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は一転上昇。24時時点では134.41円と22時時点(133.63円)と比べて78銭程度のドル高水準だった。米長期金利の低下などが相場の重しとなり、22時30分過ぎに一時133.55円と日通し安値を付けたものの、4月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことが伝わると一転ドル買いが優勢に。米長期金利が上昇に転じたことも相場の支援材料となり、アジア時間の高値134.29円や一目均衡表雲の上限134.30円を上抜けて一時134.49円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは小安い。24時時点では1.0972ドルと22時時点(1.0988ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。米PMI速報値の上振れをきっかけに全般ドル買いが先行すると一時1.0943ドル付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値1.0938ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが入ったため下げ幅を縮めた。

 ユーロ円は堅調。24時時点では147.48円と22時時点(146.84円)と比べて64銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇をきっかけに円売り・ユーロ買いが優勢になると147.55円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.55円 - 134.49円
ユーロドル:1.0938ドル - 1.0994ドル
ユーロ円:146.41円 - 147.55円

(中村)
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