ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では133.32円と22時時点(133.62円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。「米政府は米地銀ファーストリパブリック銀行(FRC)の救済について、現時点では消極的」との一部報道が伝わると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。一時は110ドル超上昇したダウ平均が失速し、170ドル超下落したことも相場の重しとなり、133.02円と日通し安値を更新した。ただ、節目の133.00円手前では買い戻しが入ったため、133.30円台まで下げ渋っている。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.1043ドルと22時時点(1.1053ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。米地銀の経営を巡る不透明感がくすぶる中、株価の失速や米長期金利の低下に伴うドル売りが出ると一時1.1095ドルと日通し高値を更新した。ただ、欧州株相場の下落に伴うリスク・オフのドル買いが入ると上げ幅を縮めた。

 ユーロ円は頭が重かった。24時時点では147.23円と22時時点(147.70円)と比べて47銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落や株安が相場の重しとなり、147.19円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.02円 - 133.94円
ユーロドル:1.0968ドル - 1.1095ドル
ユーロ円:146.46円 - 147.91円

(中村)
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