東京外国為替市場概況・12時 ユーロ円、強含み

 2日の東京外国為替市場でユーロ円は強含み。12時時点では150.98円とニューヨーク市場の終値(150.96円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。先週の日銀会合や植田総裁会見を経て強まった円安の流れは継続。一時151.13円までユーロ買い円売りが進行した。日本株は伸び悩んだものの、ユーロ円の反応は限られた。ここからは2008年9月30日高値151.38円がまずは意識される。

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.0988ドルとニューヨーク市場の終値(1.0976ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。昨日まで3日続落した後なだけに、買い戻す動きが優勢となった。ユーロ円の上げにも支えられて1.0994ドルまでじり高となっている。
 なお豪ドル/ドルは0.6641ドルまで反発後は0.6630ドル台で小幅に上下。この後13時30分には豪準備銀行(RBA)理事会が金融政策を発表する。市場予想は3.60%で据え置き。

 ドル円はもみ合い。12時時点では137.36円とニューヨーク市場の終値(137.50円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。137.40円を挟み小動きが続いた。明日から本邦連休に入り、その間に米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計など重要イベントが控えるなか、東京市場では既に様子見ムードが広がりつつあるようだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.30円 - 137.58円
ユーロドル:1.0967ドル - 1.0994ドル
ユーロ円:150.74円 - 151.13円


(小針)
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