欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

 5日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では134.21円と17時時点(134.05円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。欧米株価指数や米金利の上昇などを支えに底堅く推移し、朝方につけた高値の134.31円に迫る場面も見られた。

 スイスフランは軟調。4月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る結果となったほか、景況感の悪化なども嫌気されて、対ドルでは0.8931スイスフラン、対ユーロでは0.9850スイスフランまでそれぞれスイスフラン安が進んだ。なお、ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁から「追加利上げの可能性を排除することはできない」「インフレとの闘いはまだ終わっていない」などの見解が示されたが、相場への影響は限られた。

 ユーロドルは小動き。20時時点では1.1025ドルと17時時点(1.1027ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。1.1020ドル台での小動きとなり、米雇用統計の結果待ちの様相が濃い。

 ユーロ円は20時時点では147.97円と17時時点(147.81円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。一時148円台を回復するなど、株高を背景に底堅く推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.89円 - 134.31円
ユーロドル:1.1009ドル - 1.1048ドル
ユーロ円:147.69円 - 148.13円

(岩間)
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