8日香港株=軟調か、米金融引き締めの長期化を警戒

 週明け8日の香港市場は軟調な展開か。前週末に発表された4月の米雇用統計が市場予想より強い内容だったことで、米金融引き締めの長期化が警戒されるだろう。ハンセン指数は5日に続伸し、終値が心理的節目の20000ポイントを上抜けただけに、いったん利益を確定する売りが重荷になると予想する。

 もっとも、NY株式相場が5日に反発したことは相場の支援材料になりそうだ。JPモルガンがウエスタン・アライアンスなどの投資判断を引き上げたことで地銀株が急反発したほか、市場予想を上回る決算を発表したアップルが大幅高となり、センチメントが大きく改善。ダウ平均など主要3指数がそろって5営業日ぶりに反発した。

 同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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