25日香港株=方向感乏しいか、米経済指標の発表控え様子見

 25日の香港市場は方向感に乏しいか。前日はハンセン指数の終値がおよそ1カ月ぶりに節目の20000ポイントを割り込んだだけに、買い直しが入りやすい。半面、米国と中国の関係悪化や米国の金融引き締め長期化への警戒感が引き続き相場の重荷となると予想する。2023年1-3月期の米国内総生産(GDP)速報値(27日)や3月の米個人消費支出価格指数(28日)など米連邦準備理事会(FRB)による景気判断に影響する発表を控え、投資家が様子見姿勢を強めるだろう。

 四半期決算などを手掛かりに個別銘柄を物色する動きが取引の中心になりそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の万洲国際(00288)などが2023年1-3月期決算を発表する。

 24日のNY株式相場は高安まちまち。今週はアルファベットやマイクロソフトなど、大手ハイテク企業の決算発表が相次ぐ。結果を見極めたいとの思惑から積極的な売買が手控えられた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は下落が目立ち、大型ネット株のテンセント(00700)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた。

(小針)
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