24日香港株=上値の重い展開か、米景気減速懸念は後退
週明け24日の香港市場は上値の重い展開か。21日のNY株式相場はほぼ横ばい。朝方に発表された4月の製造業・サービス業PMI速報値がともに市場予想を上回ったことで、景気減速への懸念が後退したが、早期の利上げ停止への期待も後退した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた。
一方、21日の香港市場でハンセン指数は終値で3月28日以来約3週間ぶりの安値圏で引けており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待できそうだ。ただ、中国当局が米半導体大手マイクロン・テクノロジーの調査に着手したことについて、米国政府は中国政府がマイクロン製品の販売を禁止した場合、サムスン電子やSKハイニックスなどの韓国企業に対して中国での販売を増やさないよう求めているなどと伝わっており、米中関係の悪化に対する懸念などが相場の重しとなりそうだ。
(小針)
一方、21日の香港市場でハンセン指数は終値で3月28日以来約3週間ぶりの安値圏で引けており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待できそうだ。ただ、中国当局が米半導体大手マイクロン・テクノロジーの調査に着手したことについて、米国政府は中国政府がマイクロン製品の販売を禁止した場合、サムスン電子やSKハイニックスなどの韓国企業に対して中国での販売を増やさないよう求めているなどと伝わっており、米中関係の悪化に対する懸念などが相場の重しとなりそうだ。
(小針)