21日香港株=反落か、米株安が重荷 米国のデカップリング政策を警戒

 21日の香港市場は反落か。前日の米株式相場が下落した流れを受け、売りが先行しそうだ。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制を重視する姿勢を崩さず、利上げが長期化するとの見方が引き続き相場の重荷になると予想する。

 米国が中国を供給網から排除する「デカップリング」(分断)政策も市場の地合いを悪化させそうだ。バイデン米大統領が広島での主要7カ国(G7)首脳会議前に、米企業の対中投資を制限する大統領令に署名すると伝わった。

 20日のNY株式相場は下落。20日発表の4月フィラデルフィア連銀業況指数などの経済指標が軒並み弱い結果となったことで、センチメントが悪化した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回って終えた。
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