18日香港株=反落して始まるか、米長期金利の上昇が重荷

 18日の香港市場は反落して始まるか。米国の景気後退への過度な警戒感が後退するなかで米長期金利が上昇しており、香港市場でハイテク・グロース株が相場の下落を主導する展開が予想される。前日のハンセン指数は3営業日続伸し、終値ベースで2月20日以来約2カ月ぶり高値を付けただけに、いったん利益を確定する売りが出やすい。

 一方、中国の国家統計局がきょう午前に発表する2023年1-3月期国内総生産(GDP)が注目の材料となる。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は前年同期比4.0%増。同時に3月の小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資も発表される。

 17日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって反発した。寄り前に発表された米4月NY連銀製造業業況指数が前月や市場予想を上回る強い結果となったことで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けるとの観測が強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、金融株のHSBC(00005)と中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回って終えた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。