ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、買い戻し

 9日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは買い戻し。4時時点では1.0966ドルと2時時点(1.0955ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。米2年債利回りの上昇が一服する中でドル買いの勢いも後退。1.0970ドル台までじわりと買い戻しが入った。なお、シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事は「インフレを目標水準に戻すためにさらに多くのことをしなければならない」「市場が想定している年末までに利下げを行う可能性は著しく低い」などの見解を示した。

 ドル円はもみ合い。4時時点では135.15円と2時時点(135.25円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。手掛かり材料が乏しくなったほか、明日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、135.20円を挟んだ水準でやや方向感が乏しくなった。

 ユーロ円は4時時点では148.22円と2時時点(148.17円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの買い戻しにつれた円売り・ユーロ買いが進み、148.30円手前まで下値を切り上げる場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.72円 - 135.36円
ユーロドル:1.0941ドル - 1.1006ドル
ユーロ円:147.89円 - 148.69円

(岩間)
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