12日香港株=底堅く推移か、米長期金利の低下受けたハイテク株買いが支え

 12日の香港市場は底堅く推移か。米国の景気と債務上限問題を巡る不透明感が意識される半面、米長期金利の低下を背景にハイテク株が買われて相場を支えそうだ。前日のハンセン指数は中国景気の不透明感から3日続落したものの、相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(大引け時点で19700.90ポイント)付近では下げ渋った。

 四半期決算や業績見通しなどを受けた個別物色が引き続き活発となりそうだ。前日大引け後にハンセン指数構成銘柄のSMIC(00981)とJDドットコム(09618)が2023年1-3月期決算を発表した。

 11日のNY株式相場は、ダウ平均が4営業日続落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を大きく上回った半面、銀行株のHSBC(00005)と中国建設銀行(00939)が下回って引けた。
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