10日香港株=方向感乏しいか、米CPI発表控え様子見

 10日の香港市場は方向感に乏しいか。4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を香港時間きょう夜に控え、投資家が様子見姿勢を強めるだろう。米インフレ圧力の強さが示されれば、米連邦準備理事会(FRB)による引き締めの長期化を懸念する売りが相場を下押しする展開がありそうだ。

 ただ、前日のハンセン指数は4日ぶりに大幅反落し、心理的節目の20000ポイントを割り込んだだけに、一段と下値を売り込む動きは限られると予想する。

 9日のNY株式相場は軟調。ダウ平均は小幅に続落し、S&P500とナスダック総合はともに3営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)とアリババ集団(09988)、英金融大手HSBC(00005)が香港終値を上回った半面、中国国有銀行の中国建設銀行(00939)と中国工商銀行(01398)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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