ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では135.31円と22時時点(134.98円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが低下に転じたタイミングで一時134.72円付近まで下押ししたものの、米ミシガン大学が発表した消費者の期待インフレ率が予想を上回ったことが伝わると米金利の上昇とともに円売り・ドル買いが優勢に。24時過ぎには一時135.33円と日通し高値を更新した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0862ドルと22時時点(1.0887ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。米消費者のインフレ期待が予想を上回ったことを受けて、米金利が上昇すると全般ドル買いが強まった。24時過ぎには一時1.0860ドルと日通し安値を更新した。また、ポンドドルは一時1.2468ドル、豪ドル米ドルは0.6648米ドル、NZドル米ドルは0.6195米ドル、米ドルカナダドルは1.3534カナダドル、ドルスイスフランは0.8971スイスフランまでドル高に振れた。

 ユーロ円は下値が堅い。24時時点では146.98円と22時時点(146.95円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出て一時146.67円と日通し安値を付けたものの、ドル円の上昇につれた買いが入ると147円台前半まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.40円 - 135.33円
ユーロドル:1.0860ドル - 1.0935ドル
ユーロ円:146.67円 - 147.47円

(中村)
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