東京マーケットダイジェスト・19日 円高・株高

(19日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=138.28円(前営業日NY終値比▲0.43円)
ユーロ円:1ユーロ=148.91円(▲0.48円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0768ドル(▲0.0002ドル)
日経平均株価:30808.35円(前営業日比△234.42円)
東証株価指数(TOPIX):2161.69(△3.84)
債券先物6月物:148.65円(▲0.21円)
新発10年物国債利回り:0.400%(△0.020%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00100%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
4月全国CPI
生鮮食品を除く総合、前年比        3.4%       3.1%
生鮮食料品・エネルギー除く、前年比    4.1%       3.8%
3月第三次産業活動指数(前月比)     ▲1.7%       0.7%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)が日銀の4月展望レポート見通しを上回る結果となったこともあり、本邦長期金利の上昇とともに円買い・ドル売りが先行した。10時前に138.28円まで下げた後、いったんは138.60円手前まで買い戻しが入る場面もあったが、戻りの鈍さを確認すると138.15円まで再び売りに押された。時間外の米金利が低下傾向にあることも相場の重し。

・ユーロ円も弱含み。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが進み、一時148.91円まで値を下げた。日本株高を手掛かりにした買いの動きは鈍く、総じて上値の重さが意識された。

・ユーロドルはもみ合い。アジア時間は比較的狭いレンジ内でのもみ合いとなった。前日安値の1.0763ドルを下抜けて1.0760ドルまで下落する場面があったものの、15時過ぎには1.0784ドルまで反発している。

・日経平均株価は7日続伸。昨日の米国株式相場が上昇し、投資家のリスク志向改善を意識した買いが連日で入った。景気敏感株を中心に上値を伸ばす展開となり、指数は一時350円超上昇。1990年8月以来およそ33年ぶりの高値を更新した。

・債券先物相場は続落。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行し、寄り付きで148円52銭まで下押しした。もっとも、その後は今後の需給引き締まりを意識した買い戻しも入り、やや下げ幅を縮小した。

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。