今日の株式見通し=軟調か 債務上限問題に進展なく米国株は下落
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は255ドル安の32799ドルで取引を終えた。債務上限問題に特段の進展がなく、下げて始まった後は低空飛行が続いた。5月開催のFOMC議事録が公表されたが、先の利上げについては参加者の意見が分かれており、マーケットへの影響は限られた。ドル円は足元139円20銭近辺で推移しており、一段と円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて115円安の30495円、ドル建てが90円安の30520円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表したエヌビディアは、時間外で上昇している。
米国ではエネルギー株が強かったほか、ネットフリックスやアマゾンが上昇したが、幅広いセクターに売りが出た。債務上限問題に関する先行き不透明感が強い中、日本株も軟調に推移すると予想する。エヌビディアの決算が半導体株を刺激することが期待できるほか、円安進行は外需企業の下支え要因となる。大きく押すようなら下値は拾われるだろう。ただ、きのうの日経平均は下落スタートから序盤に盛り返したところでは売り直された。上昇一服感は強まっているため、動きが良くなった場合には手じまい売りも急がれやすい。場中は強弱感が交錯しながらも、下押し圧力の方が強い地合いになると予想する。日経平均の予想レンジは30350円-30650円
(小針)
米国ではエネルギー株が強かったほか、ネットフリックスやアマゾンが上昇したが、幅広いセクターに売りが出た。債務上限問題に関する先行き不透明感が強い中、日本株も軟調に推移すると予想する。エヌビディアの決算が半導体株を刺激することが期待できるほか、円安進行は外需企業の下支え要因となる。大きく押すようなら下値は拾われるだろう。ただ、きのうの日経平均は下落スタートから序盤に盛り返したところでは売り直された。上昇一服感は強まっているため、動きが良くなった場合には手じまい売りも急がれやすい。場中は強弱感が交錯しながらも、下押し圧力の方が強い地合いになると予想する。日経平均の予想レンジは30350円-30650円
(小針)