今日の株式見通し-堅調か 米国株は上昇し円安は加速

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は115ドル高の33535ドルで取引を終えた。ダラス連銀のローガン総裁やセントルイス連銀のブラード総裁からタカ派的な発言が出てきたことで下げる場面もあったが、債務上限問題への懸念が和らいだことで終盤に買いが入ってプラスで終えた。要人発言から長期金利は上昇したものの主力グロース株は強く、ナスダックは終日堅調となった。ドル円はドル高・円安に傾斜しており、足元138円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて315円高の30905円、ドル建てが335円高の30925円で取引を終えた。

 米国株は3指数がそろって上昇し、ドル円は一段と円安に振れている。これらを受けてCME225先物は大幅高スタートを示唆している。きのうの日経平均は大幅高となったが、きょうも良好な外部環境を受けて強い動きとなるだろう。2021年9月につけた取引時間中の高値30795.78円はスタートから上回る展開も想定され、そうなれば売り方の手じまいがより一層急がれやすい。今週は決算発表が一段落した後に、指数が一段と騰勢を強めてきた。高く始まった後に利食い売りが上値を抑えたとしても、萎んだところでは買いが入ることで、高値圏で終了すると予想する。日経平均の予想レンジは30750円-31100円
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