今日の株式見通し-堅調か 米国株は終盤に値を戻し為替は円安が進行

 東京市場は堅調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は8ドル安の33300ドルで取引を終えた。5月のミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想以上に悪化。同時に発表された5年先期待インフレ率速報値は前月から上昇し、景気減速およびインフレ長期化が意識されて売りに押された。ただ、悲観ムードはさほど高まらず、3指数とも終盤にかけて下げ幅を縮めている。米国の長期金利が上昇しており、ドル円は足元135円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて155円高の29575円、ドル建てが170円高の29590円で取引を終えた。

 米国株はさえない動きとなったが、引け味は悪くなかった。CME225先物は高寄りを示唆しており、日本株は円安を好感した買いが入ると予想する。先週金曜の引け後に決算を発表した銘柄が多く、きょうも場中を含めて多く決算が出てくる。日経平均は先週金曜12日に大幅高となった。きょうもギャップアップスタートが想定される中、売り方の手じまいも巻き込んで上を試しに行く流れとなるだろう。日経平均の予想レンジは29400円-29750円
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