今日の株式見通し=軟調か 米金利が低下しバリュー株に逆風
東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇。ダウ平均は30ドル安の33531ドルで取引を終えた。4月消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想を下回り、長期金利が低下。これを受けてアルファベットやアマゾンなどグロース株に買いが入った。このことがナスダックの支援材料となった一方、景気敏感株の下落がダウ平均の重荷となった。ダウ平均は終盤には持ち直したものの、債務上限問題への懸念などもあって300ドル超下げる場面もあった。米金利低下でドル円はドル安・円高に振れており、足元では134円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円安の29055円、ドル建てが75円安の29065円で取引を終えた。
米株動向を受けて国内でもグロース株買い、バリュー株売りの流れになると予想する。直近では鉄鋼株や商社株などバリュー株がかなり強い動きを見せていた分、その反動が大きくなると見込まれること、自動車株など輸出関連も円高を嫌う動きとなりそうであることから、全体としては売りの方が優勢になるとみる。ダウ平均がCPIを素直に好感できずに大きく下げる場面があったことから、この先は債務上限問題が市場のリスクとして強く意識されそうでもある。ハイテク株が見直されるであろうから大きく崩れる展開は想定しづらく、やや弱めで上値が重いといった地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは28900円-29200円
米株動向を受けて国内でもグロース株買い、バリュー株売りの流れになると予想する。直近では鉄鋼株や商社株などバリュー株がかなり強い動きを見せていた分、その反動が大きくなると見込まれること、自動車株など輸出関連も円高を嫌う動きとなりそうであることから、全体としては売りの方が優勢になるとみる。ダウ平均がCPIを素直に好感できずに大きく下げる場面があったことから、この先は債務上限問題が市場のリスクとして強く意識されそうでもある。ハイテク株が見直されるであろうから大きく崩れる展開は想定しづらく、やや弱めで上値が重いといった地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは28900円-29200円