東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、じり安

 25日午後の東京外国為替市場でユーロドルはじり安。17時時点では1.0721ドルと15時時点(1.0739ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。15時に発表された1‐3月期のドイツ国内総生産(GDP)が速報値の横ばいから-0.3%へと下方修正され、2四半期連続のマイナス成長となりドイツはリセッション入りとなった。指標発表後は小幅に売られる程度だったが徐々に上値が重くなり、欧州株安も嫌気され1.0714ドルまでじり安になった。
 
 ドル円は上値が重い。17時時点では139.39円と15時時点(139.55円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。対ユーロでのドル買いが支えになる場面もあったが、欧州株式市場が全面安になったことや、時間外の米10年債利回りが前日引け値より低下したことなどで139.32円付近まで弱含み、上値が重い。

 ユーロ円は軟調。17時時点では149.44円と15時時点(149.87円)と比べて43銭程度のユーロ安水準だった。ドイツのリセッション入りや、欧州株安を嫌気しユーロ円は軟調推移。149.37円前後まで弱含み、早朝に付けた安値149.30円に近づいている。
 また、ユーロスイスフランは0.9702フランまで、ユーロポンドは0.8677ポンドまで売られるなど、ユーロはほぼ全面安となっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.83円 - 139.70円
ユーロドル:1.0714ドル - 1.0757ドル
ユーロ円:149.30円 - 150.04円


(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。