東京外国為替市場概況・17時 ドル円、荒い値動き

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は荒い値動き。17時時点では140.26円と15時時点(140.68円)と比べて42銭程度のドル安水準だった。株高を支えにした買いが先行し、15時過ぎには昨日高値の140.92円をわずかに上抜けて、一時140.93円と昨年11月以来の高値を更新した。ただ、財務省・金融庁・日銀が本日17時30分から情報交換会合を開催すると報じられると、140.12円付近まで一転下落。その後の戻りも限られた。
 ドル円が連日で上昇を続けて約半年ぶりの高値を更新したとあって、市場では高値警戒感も強い。また、政府・日銀が昨年9月に円買い介入を実施した水準に近づいていることもあり、関連報道に対して敏感に反応しやすい地合いとなっているようだ。

 ユーロ円も荒い値動き。17時時点では149.94円と15時時点(150.33円)と比べて39銭程度のユーロ安水準だった。15時過ぎに150.63円まで上昇したが、その後は円買い戻しの流れに沿って149.75円まで本日安値を更新した。ドル円と同様にクロス円も全般上下に振らされる展開が目立っている。

 ユーロドルは17時時点では1.0690ドルと15時時点(1.0686ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。円絡みの取り引きが中心で値幅は限られたものの、本日も独長期金利が低下していることもあって1.0673ドルまで一時売りに押される場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.97円 - 140.93円
ユーロドル:1.0673ドル - 1.0726ドル
ユーロ円:149.75円 - 150.63円

(岩間)
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