欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値重い

 1日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。22時時点では139.09円と20時時点(139.54円)と比べて45銭程度のドル安水準だった。5月ADP全米雇用報告が予想より強い結果となり、発表後には139.86円付近まで上昇する場面があった。もっとも、米利上げ観測の後退を手掛かりにしたドル売り意欲は根強く、買いの勢いも長続きはしなかった。1-3月期米単位労働コスト・改定値が速報値から下方修正され、米金利が低下に転じた影響もあって、一巡後は139.10円前後まで押し戻された。

 ユーロドルは下値が堅い。22時時点では1.0708ドルと20時時点(1.0709ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ADP全米雇用報告の公表後に1.0685ドル付近まで弱含む場面があったが、その後はドル売りが再開したことで高値圏まで切り返した。

 ユーロ円は22時時点では148.94円と20時時点(149.44円)と比べて50銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の失速につれて円買い・ユーロ売りが進み、149.00円割れ水準まで弱含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.97円 - 139.95円
ユーロドル:1.0662ドル - 1.0715ドル
ユーロ円:148.63円 - 149.68円

(岩間)
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