ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では139.75円と22時時点(139.78円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出ると一時139.99円と日通し高値を付けたものの、節目の140.00円に接近した場面では戻り売りなどが出た。
 元米連邦準備理事会(FRB)副議長のクラリダ氏が「FRBが2024年まで利下げを開始する可能性は低い」などと発言したこともあり、米10年債利回りは3.73%台まで上昇した。なお、同氏は債券運用残高では世界最大級のアクティブ運用会社であるピムコのグローバル経済アドバイザーに就いている。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0690ドルと22時時点(1.0670ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。22時前に一時1.0667ドルと日通し安値を付けたものの、1日の安値1.0662ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが入った。

 ユーロ円はじり高。24時時点では149.40円と22時時点(149.15円)と比べて25銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下げ渋りにつれた買いが入り一時149.48円付近まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.10円 - 139.99円
ユーロドル:1.0667ドル - 1.0733ドル
ユーロ円:148.83円 - 149.70円


(中村)
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