ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、反発

 14日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は反発。4時時点では139.71円と2時時点(139.35円)と比べ36銭程度のドル高水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通りFFレートの誘導目標が5.00-5.25%に据え置き。しかし、経済見通しでFOMC参加者による2023年末の政策金利の予想が中央値で5.6%と3月の5.1%から引き上げられた。年内2回の利上げ示唆となり、米2年債利回りが一時4.79%台、同10年債利回りも3.84%台へ上振れ。ドル円は140.18円前後までドル高・円安に振れた。ただ、FOMC後のパウエルFRB議長会見が進むなか動意を落ち着かせ、139.53円前後へ下押す場面もあった。パウエル議長は「我々は会合ごとに意思決定を続けていく」として、「7月のFOMCはライブになると予想」などと述べた。

 ユーロ円も一時上振れ。4時時点では151.36円と2時時点(151.36円)と比べて横ばいだった。ドル円上昇による円売りが後押しとなり一時151.53円と、年初来高値151.61円をつけた5月2日以来となる水準まで上昇した。

 ユーロドルは失速。4時時点では1.0833ドルと2時時点(1.0862ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ安水準だった。米FOMC結果公表後の米金利上昇・ドル高に押され、一時1.08ドル付近へ下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.29円 - 140.28円
ユーロドル:1.0774ドル - 1.0864ドル
ユーロ円:150.92円 - 151.53円

(関口)
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