28日香港株=方向感乏しいか、FRB利上げ再開を警戒も米株高が支え

 28日の香港市場は方向感に乏しいか。27日発表の米経済指標が総じて強い結果だったことで米連邦準備理事会(FRB)が7月に利上げを再開するとの見方が広がり、米長期金利が上昇した半面、NY株式相場が反発した。人民元の対米ドル相場の下落一服も引き続き投資家心理を支えるだろう。

 27日のNY市場ではダウ平均が7営業日ぶりに反発し、S&P500とナスダック総合はともに3営業日ぶりに大幅反発。デルタ航空が見通しを引き上げたことで景気敏感株が幅広く上昇したほか、足もとで利益確定売りが強まったハイテク株も買い戻されたことでほぼ全面高となった。

 同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。英金融大手HSBC(00005)や新エネルギー車メーカーのBYD(01211)が香港終値を上回った半面、中国国有銀行の中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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