欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、伸び悩み

 30日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。20時時点では144.63円と17時時点(144.84円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。17時過ぎに144.90円付近まで買いが入ったものの、米金利の上昇が一服すると次第に上値が重くなった。手掛かり材料難のなか、144円台後半で神経質な値動きが続いている。

 ユーロドルは売りが一服。20時時点では1.0853ドルと17時時点(1.0856ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。17時30分過ぎに1.0835ドルまで本日安値を更新したが、その後はドル買いが一服したことに伴って1.08ドル台半ばまで下げ渋った。
 なお、6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、速報値)と同コア指数はいずれも市場予想をわずかに下回る内容となったが、相場への影響は限られた。

 ユーロ円は20時時点では156.97円と17時時点(157.25円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。18時過ぎに156.70円まで本日安値を更新したものの、その後はユーロドルと同様に下げ止まった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.44円 - 145.07円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0876ドル
ユーロ円:156.70円 - 157.58円


(岩間)
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