NY株見通し-6月ISM非製造業PMIなどの経済指標に注目

 今晩は引き続き経済指標に注目。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が利上げに積極的なタカ派的内容だったことで、利上げの長期化懸念やそれによる景気悪化懸念などが強まり主要3指数がそろって下落。ダウ平均とS&P500は4日ぶりに反落し、ナスダック総合も3日ぶりに反落した。6月FOMCで据え置かれた政策金利は、7月25-26日のFOMCでは再び0.25%の利上げが見込まれているが、CMEのフェド・ウォッチの利上げ確率は前日の87%から89%に上昇した。

 今晩の取引では足もとの景気動向や利上げの見通しを引き続き経済指標に注目する展開か。今週は週末7日に発表される6月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目が集まるが、今晩も寄り前に6月ADP民間部門雇用者数、新規失業保険申請件数、寄り後に6月ISM非製造業総合指数(PMI)、5月JOLTS求人件数などが発表予定で、指標結果に要注目か。

 今晩の米経済指標・イベントは6月ADP民間部門雇用者数、新規失業保険申請件数、5月ISM非製造業PMI、5月JOLTS求人件数のほか、ローガン米ダラス連銀総裁の講演も予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:7月6日、14:00)
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