欧州マーケットダイジェスト・11日 株高・金利上昇・ポンド高・円高
(11日終値:12日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=140.33円(11日15時時点比▲0.52円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=154.46円(▲0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1006ドル(▲0.0001ドル)
FTSE100種総合株価指数:7282.52(前営業日比△8.73)
ドイツ株式指数(DAX):15790.34(△117.18)
10年物英国債利回り:4.663%(△0.023%)
10年物独国債利回り:2.649%(△0.009%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月独消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.3% 0.3%
前年比 6.4% 6.4%
6月英雇用統計
失業率 4.0% 3.9%
失業保険申請件数 2.57万件 ▲2.25万件・改
3-5月英失業率(ILO方式) 4.0% 3.8%
7月独ZEW景況感指数 ▲14.7 ▲8.5
7月ユーロ圏ZEW景況感指数 ▲12.2 ▲10.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ポンドドルは底堅い動き。英国立統計局(ONS)が発表した3-5月の賃金上昇率が市場予想を上回り、過去最高に並ぶと、英中銀(BOE)による大幅利上げ観測が高まりポンドを買う動きが広がった。19時30分過ぎには一時1.2935ドルと昨年4月以来1年3カ月ぶりの高値を更新した。そのあとは1.2886ドル付近まで下押しする場面もあったが、NY午後に入ると再び1.29ドル台前半まで持ち直した。
・ドル円は下落。投機筋の円売り・ドル買いポジションが約5年半ぶりの高水準となる中、鈍化が見込まれている明日の6月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に持ち高調整目的の円買い・ドル売りが優勢となった。米10年債利回りが3.94%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時140.16円と6月16日以来の安値を付けた。そのあとは140.96円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
・ユーロドルは伸び悩み。アジア時間に一時1.1027ドルと5月8日以来約2カ月ぶりの高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。7月独ZEW景況感調査(期待指数)が▲14.7と予想の▲10.5を下回ったことが相場の重しとなり、一時1.0977ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は弱含み。ドル円の下落につれた売りが出たほか、独経済指標の下振れを受けて一時154.18円と6月20日以来の安値を付けた。
・ロンドン株式相場は小幅続伸。ONSが発表した3-5月の賃金上昇率が市場予想を上回り、過去最高に並ぶと、BOEによる大幅利上げ観測が高まり株売りが先行した。ただ、欧州各国の株式相場や米国株相場が上昇すると英株にも買い戻しが入り上げに転じた。
・フランクフルト株式相場は3日続伸。前日の米国株高や本日のアジア株高の流れを引き継ぎ、独株にも買いが入った。個別ではボノビア(3.78%高)やコメルツ銀行(3.67%高)、ザランド(3.62%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落した。株高を受けた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=140.33円(11日15時時点比▲0.52円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=154.46円(▲0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1006ドル(▲0.0001ドル)
FTSE100種総合株価指数:7282.52(前営業日比△8.73)
ドイツ株式指数(DAX):15790.34(△117.18)
10年物英国債利回り:4.663%(△0.023%)
10年物独国債利回り:2.649%(△0.009%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月独消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.3% 0.3%
前年比 6.4% 6.4%
6月英雇用統計
失業率 4.0% 3.9%
失業保険申請件数 2.57万件 ▲2.25万件・改
3-5月英失業率(ILO方式) 4.0% 3.8%
7月独ZEW景況感指数 ▲14.7 ▲8.5
7月ユーロ圏ZEW景況感指数 ▲12.2 ▲10.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ポンドドルは底堅い動き。英国立統計局(ONS)が発表した3-5月の賃金上昇率が市場予想を上回り、過去最高に並ぶと、英中銀(BOE)による大幅利上げ観測が高まりポンドを買う動きが広がった。19時30分過ぎには一時1.2935ドルと昨年4月以来1年3カ月ぶりの高値を更新した。そのあとは1.2886ドル付近まで下押しする場面もあったが、NY午後に入ると再び1.29ドル台前半まで持ち直した。
・ドル円は下落。投機筋の円売り・ドル買いポジションが約5年半ぶりの高水準となる中、鈍化が見込まれている明日の6月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に持ち高調整目的の円買い・ドル売りが優勢となった。米10年債利回りが3.94%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時140.16円と6月16日以来の安値を付けた。そのあとは140.96円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
・ユーロドルは伸び悩み。アジア時間に一時1.1027ドルと5月8日以来約2カ月ぶりの高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。7月独ZEW景況感調査(期待指数)が▲14.7と予想の▲10.5を下回ったことが相場の重しとなり、一時1.0977ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は弱含み。ドル円の下落につれた売りが出たほか、独経済指標の下振れを受けて一時154.18円と6月20日以来の安値を付けた。
・ロンドン株式相場は小幅続伸。ONSが発表した3-5月の賃金上昇率が市場予想を上回り、過去最高に並ぶと、BOEによる大幅利上げ観測が高まり株売りが先行した。ただ、欧州各国の株式相場や米国株相場が上昇すると英株にも買い戻しが入り上げに転じた。
・フランクフルト株式相場は3日続伸。前日の米国株高や本日のアジア株高の流れを引き継ぎ、独株にも買いが入った。個別ではボノビア(3.78%高)やコメルツ銀行(3.67%高)、ザランド(3.62%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落した。株高を受けた。
(中村)