欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 13日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では138.63円と20時時点(138.51円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りの低下幅縮小を受けて、一時138.95円まで上値を伸ばした。
 米10年債利回りは、6月米卸売物価指数(PPI)が前年同月比+0.1%と予想を下回ったことで一時3.79%台まで低下したものの、新規失業保険申請件数が23.7万件と労働市場の改善を示していたことで、3.84%台へ反発した。

 ユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.1179ドルと20時時点(1.1171ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回った米PPIを受けて、一時1.1189ドルまで上値を伸ばしたものの、米10年債利回りの低下幅縮小で伸び悩んだ。
 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(6月15日分)では「必要に応じて7月以降の利上げを検討する可能性がある」とのタカ派的な見解が示された。

 ユーロ円は22時時点では154.99円と20時時点(154.75円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇を受けて、一時155.13円まで上値を伸ばした。 

 クロス円は堅調に推移した。豪ドル円は95.24円、NZドル円は88.29円、ポンド円は181.43円、スイスフラン円は160.89円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.08円 - 138.95円
ユーロドル:1.1129ドル - 1.1189ドル
ユーロ円:153.89円 - 155.13円


(山下)
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