欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、さえない

 11日の欧州外国為替市場でドル円はさえない。20時時点では140.38円と17時時点(140.53円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが一時3.94%台まで低下幅を拡大したことに伴って売りが先行。明日に6月米消費者物価指数(CPI)を控えて円売りポジションの調整売りも進み、6月16日以来の安値となる140.16円まで下押しした。もっとも、その後は節目の140.00円が迫ったことで売りも一服。米長期金利もやや低下幅を縮小した。

 ユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.1006ドルと17時時点(1.1008ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。7月独ZEW景況感調査が予想より弱い結果となったこともあり、米金利低下の中でも上値の重さが目立った。独指標後には本日安値の1.0997ドルに面合わせする場面も見られた。

 ユーロ円は20時時点では154.50円と17時時点(154.70円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが進み、一時154.30円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.16円 - 141.46円
ユーロドル:1.0997ドル - 1.1027ドル
ユーロ円:154.30円 - 155.67円

(岩間)
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