欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、行って来い

 7日の欧州外国為替市場でドル円は行って来い。22時時点では143.26円と20時時点(143.22円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が+20.9万人と予想の+22.5万人を下回ったことが伝わると、米金利低下とともに一時142.62円まで下落した。ただ、平均時給は前月比・前年比ともに市場予想を上回ったことで米10年債利回りが3.99%台まで低下した後4.07%台まで一転上昇すると反発。143.30円台まで切り返した。

 ユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.0911ドルと20時時点(1.0892ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計を受けて初動はドル売りで反応し、一時1.0931ドルまで値を上げた。ただ、米金利が一転上昇したため次第に上値が重くなった。

 ユーロ円は22時時点では156.31円と20時時点(156.00円)と比べて31銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下落したタイミングで155.66円付近まで下げたが、ドル円が反発すると156.30円台まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:142.62円 - 144.20円
ユーロドル:1.0867ドル - 1.0931ドル
ユーロ円:155.44円 - 156.93円

(越後)
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