欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 11日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では140.48円と20時時点(140.38円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.94%台から3.98%台まで反発したことで、140.64円前後まで買い戻しが入った。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0981ドルと20時時点(1.1006ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。予想以上に悪化した7月独ZEW景気期待指数(-14.7)が上値を抑える中、米10年債利回りが3.98%台まで上昇したことを受けて、一時1.0977ドルまで本日安値を更新した。
 ポンドドルは英国の賃金上昇を受けて一時1.2935ドルまで上値を伸ばしたが、米金利上昇の影響から足もとでは買い一服となった。

 ユーロ円は22時時点では154.26円と20時時点(154.50円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが軟調に推移したことで、一時154.18円まで下値を広げた。

 豪ドル/ドルは0.6653ドル、NZドル/ドルは0.6174ドルまで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.16円 - 141.46円
ユーロドル:1.0977ドル - 1.1027ドル
ユーロ円:154.18円 - 155.67円

(山下)
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