ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、一転下落

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は一転下落。24時時点では138.19円と22時時点(138.63円)と比べて44銭程度のドル安水準となった。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると一時138.95円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。前日の6月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日の6月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったことを受けて、米金利の低下とともに全般ドル売りが進行。23時過ぎに一時138.06円と5月22日以来の安値を更新した。

 ユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.1195ドルと22時時点(1.1179ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。米インフレ指標の下振れを受けて全般ドル売りが優勢になると、一時1.1196ドルと昨年3月以来1年4カ月ぶりの高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.97と昨年4月以来1年3カ月ぶりの安値を付けた。

 ユーロ円は伸び悩み。24時時点では154.72円と22時時点(154.99円)と比べて27銭程度のユーロ安水準。21時30分過ぎに一時155.13円と日通し高値を付けたものの、23時過ぎには154.49円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.06円 - 138.95円
ユーロドル:1.1129ドル - 1.1196ドル
ユーロ円:153.89円 - 155.13円


(中村)
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