NY株見通し-マイクロソフト、アルファベットの決算やFOMC結果公表を控えて様子見か

 今晩は様子見か。昨日はダウ平均が183.55ドル高(+0.52%)と11日続伸し、2017年2月以来の長期連騰を記録したほか、S&P500が0.40%高と2日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.19%高と3日ぶりに反発した。26日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)や翌日以降のマイクロソフト、アルファベット、メタなどのハイテク・ジャイアントの決算発表を控える中、米国経済のソフトランディング期待などを背景に買い優勢の展開が続いた。

 今晩の取引ではダウ平均が11連騰したことによるスピード調整への警戒感の高まりが予想されるほか、引け後のマイクロソフト、アルファベットの決算発表や、翌日のFOMC結果公表を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。ハイテク株は人工知能(AI)分野の成長期待を背景に今年上半期に大幅高となっており、マイクロソフトやアルファベットの決算やガイダンスが市場予想を下回る結果となれば、利益確定売りが強まることも警戒される。
     
 今晩の米経済指標は5月ケースシラー住宅価格指数、7月消費者信頼感指数など。企業決算は寄り前にゼネラル・エレクトリック(GE)、ゼネラル・モーターズ(GM)、3M、引け後にマイクロソフト、アルファベット、ビザなどが発表予定。(執筆:7月25日、14:00)
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