ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、軟調

 27日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では1.0992ドルと22時時点(1.1058ドル)と比べて0.0066ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測が後退する中、全般ユーロ売りが先行。この日発表の米経済指標が軒並み予想を上回ったことが伝わると、米金利の上昇とともにドル買いも活発化。24時前に一時1.0984ドルと11日以来の安値を付けた。

 ドル円はしっかり。24時時点では141.25円と22時時点(140.73円)と比べて52銭程度のドル高水準となった。良好な米経済指標が相次いだことで米長期金利が上昇すると、円売り・ドル買いが進行。前日の高値141.19円を上抜けて一時141.32円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円はさえない。24時時点では155.26円と22時時点(155.63円)と比べて37銭程度のユーロ安水準。ECBの利上げ継続観測が後退する中、全般ユーロ売りが進んだ流れに沿って一時154.80円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.38円 - 141.32円
ユーロドル:1.0984ドル - 1.1150ドル
ユーロ円:154.80円 - 156.24円

(中村)
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