NY為替見通し=今週のメインイベント「7月米雇用統計」に注目
本日のニューヨーク為替市場では、今週のメインイベントである7月米雇用統計に注目。米連邦準備理事会(FRB)が注視する賃金インフレだが、6月分は市場予想を上回りドルの支えとなった。今回は平均時給の前月比/前年比ともに前回からの鈍化で見通しがほぼ一致している。基本はサプライズなしとみるが、もちろん上下に大きく振れるようなことがあれば波乱要因とはされるだろう。
見方が分かれているのが非農業部門雇用者数変化だ。市場コンセンサスの数値として取られているのは、前回からやや減少の20万人増。米JPモルガンやモルガン・スタンレーなどは更に減少するとの見通し。一方、英系金融機関は24-25万人増まで拡大を見込んでいる。連動性は高くないと言われるものの、2日発表の7月ADP全米雇用報告が予想よりかなり強かっただけに、上振れを期待する向きは多そうだ。
いずれにせよ、結果が出てすぐに飛びつくのではなく、チャートポイントを頭に入れながら、米・中長期債利回りの反応を見定めての為替取引となるか。
カナダドルにとっては、米国と同時刻に発表される7月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化2.11万人/失業率5.5%)がより注目となる。こちらは、前回に22年8月以来の水準まで悪化した失業率が更に0.1ポイント弱くなるとの見られている。この辺りがポイントとなりそうだ。
想定レンジ上限
・ドル円は昨日高値143.89円
・カナダドル円も昨日高値107.77円。
想定レンジ下限
・ドル円は142円を割り込むと日足一目均衡表・基準線141.16円
・カナダドル円は日銀会合後のレンジの上限から61.8%押し105.84円。
(小針)
見方が分かれているのが非農業部門雇用者数変化だ。市場コンセンサスの数値として取られているのは、前回からやや減少の20万人増。米JPモルガンやモルガン・スタンレーなどは更に減少するとの見通し。一方、英系金融機関は24-25万人増まで拡大を見込んでいる。連動性は高くないと言われるものの、2日発表の7月ADP全米雇用報告が予想よりかなり強かっただけに、上振れを期待する向きは多そうだ。
いずれにせよ、結果が出てすぐに飛びつくのではなく、チャートポイントを頭に入れながら、米・中長期債利回りの反応を見定めての為替取引となるか。
カナダドルにとっては、米国と同時刻に発表される7月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化2.11万人/失業率5.5%)がより注目となる。こちらは、前回に22年8月以来の水準まで悪化した失業率が更に0.1ポイント弱くなるとの見られている。この辺りがポイントとなりそうだ。
想定レンジ上限
・ドル円は昨日高値143.89円
・カナダドル円も昨日高値107.77円。
想定レンジ下限
・ドル円は142円を割り込むと日足一目均衡表・基準線141.16円
・カナダドル円は日銀会合後のレンジの上限から61.8%押し105.84円。
(小針)