7日香港株=反落して始まるか、米金融引き締め長期化を警戒

 週明け7日の香港市場は前週末に米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、反落して始まるか。4日発表の7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)の増加幅が市場予想を下回ったものの、失業率が改善し、賃金の伸びが予想を上回った。米金融引き締めが長期化する可能性を意識した売りが出そうだ。

 もっとも、中国の消費刺激策や不動産市場の支援策への期待が根強いなか、売り一巡後は下げ渋る展開があり得る。決算発表や業績見通しを受けた個別物色も引き続き活発に行われるだろう。きょうは香港公益株の中電控股(00002)と商業不動産大手の九龍倉置業地産(01997)が2023年6月中間決算を発表する。

 4日のNY株式相場はダウ平均が3日続落し、S&P500とナスダック総合は4日続落した。前日発表の決算が嫌気されたアップルが下落幅を拡大し、相場の重荷となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)やアジア保険会社のAIAグループ(01299)が香港終値を下回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。