東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値が抑えられる

 11日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。17時時点では144.62円と15時時点(144.74円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。上海総合指数が2%超下落するなど、中国株が大幅に反落して引け、欧州株も連れて軟調な動きを見せている。中国・欧州株安を嫌気し、ドル円はリスク回避の動きで欧州入り後は上値が抑えられた。17時前には一時144.55円まで弱含み、日通し安値を更新。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0992ドルと15時時点(1.0992ドル)とほぼ同水準だった。対円でのドル売りに連れて1.1002ドルまでドル安・ユーロ買いが進む場面があった。しかし、1.1000ドルには来週複数のオプションカットがあることで、同水準では売り意欲も強く1.0990ドル台を中心にもみ合い。

 ユーロ円は上値が重い。17時時点では158.97円と15時時点(159.10円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。欧州株安を嫌気し159円台を割り込み上値が重い。もっとも、値動きは限定的。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.55円 - 144.90円
ユーロドル:1.0979ドル - 1.1002ドル
ユーロ円:158.89円 - 159.16円

(松井)
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