NYマーケットダイジェスト・14日 株高・金利上昇・ドル高
(14日終値)
ドル・円相場:1ドル=145.56円(前営業日比△0.60円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.74円(▲0.04円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0906ドル(▲0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:35307.63ドル(△26.23ドル)
ナスダック総合株価指数:13788.33(△143.48)
10年物米国債利回り:4.19%(△0.04%)
WTI原油先物9月限:1バレル=82.51ドル(▲0.68ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1944.0ドル(▲2.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は6日続伸。米10年債利回りが一時4.2129%前後と昨年11月以来の高水準を更新すると、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが先行。23時前に一時145.58円と昨年11月以来の高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが4.14%台まで低下した場面ではドル円も145.18円付近まで伸び悩んだ。NY連銀の調査で米消費者の短期インフレ見通しが7月に4カ月連続で低下し、2021年4月以来の低水準となったことも相場の重し。もっとも、引けにかけては145.57円付近まで再び強含んだ。
・ユーロドルは続落。米長期金利の上昇を手掛かりに全般ドル買いが先行すると、23時前に一時1.0875ドルと7月7日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じた場面では1.0936ドル付近まで買い戻された。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.46と7月6日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は小幅ながら続落。23時過ぎに一時158.26円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値158.19円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。2時前には158.80円付近まで持ち直した。
・ロシアの通貨ルーブルは対ドルで一時102.23ルーブル前後と昨年3月以来1年5カ月ぶりの安値を付けた。欧米による対ロシア制裁の影響で経常収支が悪化する中、ルーブル売りが加速した。市場では「ルーブル安による資産の目減りを警戒したロシア国民のルーブル売り・外貨買いが出ている」との声も聞かれた。
ただ、ロシア中銀が「政策金利について討議するために明日15日に臨時会合を開く」と発表するとルーブルを買い戻す動きも見られ、99ルーブル台後半まで下げ渋る場面があった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。モルガン・スタンレーが買い推奨を維持したエヌビディアが7%超上昇すると、他の半導体関連株にも買いが入り相場を下支えた。半面、中国景気の先行き不安や米長期金利の上昇が相場の重しとなったため、上値は限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。業績拡大への期待から半導体やハイテク関連銘柄には買いが集まった。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。米金融引き締めが長期化するとの観測が根強い中、債券売りが続いた。利回りは一時4.2129%前後と昨年11月以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は反落。エネルギー消費大国である中国の経済に対する先行き不安が強まりで需要減退が懸念され、原油相場は反落した。米長期金利の上昇に伴ったドル高もドル建てで取引される原油に割高感を強めたことも相場の重しとなった。
・金先物相場は6日続落。米10年債利回りが一時4.21%台と昨年11月以来の高い水準まで上昇するなど、米長期金利の上昇傾向が続いていることが引き続き金利のつかない資産である金の上値を重くしている。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=145.56円(前営業日比△0.60円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.74円(▲0.04円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0906ドル(▲0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:35307.63ドル(△26.23ドル)
ナスダック総合株価指数:13788.33(△143.48)
10年物米国債利回り:4.19%(△0.04%)
WTI原油先物9月限:1バレル=82.51ドル(▲0.68ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1944.0ドル(▲2.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は6日続伸。米10年債利回りが一時4.2129%前後と昨年11月以来の高水準を更新すると、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが先行。23時前に一時145.58円と昨年11月以来の高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが4.14%台まで低下した場面ではドル円も145.18円付近まで伸び悩んだ。NY連銀の調査で米消費者の短期インフレ見通しが7月に4カ月連続で低下し、2021年4月以来の低水準となったことも相場の重し。もっとも、引けにかけては145.57円付近まで再び強含んだ。
・ユーロドルは続落。米長期金利の上昇を手掛かりに全般ドル買いが先行すると、23時前に一時1.0875ドルと7月7日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じた場面では1.0936ドル付近まで買い戻された。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.46と7月6日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は小幅ながら続落。23時過ぎに一時158.26円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値158.19円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。2時前には158.80円付近まで持ち直した。
・ロシアの通貨ルーブルは対ドルで一時102.23ルーブル前後と昨年3月以来1年5カ月ぶりの安値を付けた。欧米による対ロシア制裁の影響で経常収支が悪化する中、ルーブル売りが加速した。市場では「ルーブル安による資産の目減りを警戒したロシア国民のルーブル売り・外貨買いが出ている」との声も聞かれた。
ただ、ロシア中銀が「政策金利について討議するために明日15日に臨時会合を開く」と発表するとルーブルを買い戻す動きも見られ、99ルーブル台後半まで下げ渋る場面があった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。モルガン・スタンレーが買い推奨を維持したエヌビディアが7%超上昇すると、他の半導体関連株にも買いが入り相場を下支えた。半面、中国景気の先行き不安や米長期金利の上昇が相場の重しとなったため、上値は限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。業績拡大への期待から半導体やハイテク関連銘柄には買いが集まった。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。米金融引き締めが長期化するとの観測が根強い中、債券売りが続いた。利回りは一時4.2129%前後と昨年11月以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は反落。エネルギー消費大国である中国の経済に対する先行き不安が強まりで需要減退が懸念され、原油相場は反落した。米長期金利の上昇に伴ったドル高もドル建てで取引される原油に割高感を強めたことも相場の重しとなった。
・金先物相場は6日続落。米10年債利回りが一時4.21%台と昨年11月以来の高い水準まで上昇するなど、米長期金利の上昇傾向が続いていることが引き続き金利のつかない資産である金の上値を重くしている。
(中村)