東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、弱含み

 17日午後の東京外国為替市場でユーロ円は弱含み。17時時点では157.97円と15時時点(158.21円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。軟調に引けたアジア株式市場に続き、欧州株式市場も全面安になるとリスク回避の動きが進んだ。クロス円は軒並み弱含み、ユーロ円が157.76円まで下値を広げたほか、英小売売上高がさえない結果となったことでポンド円は184.56円まで下押しした。また、リスク回避に敏感な豪ドル円は92.90円、NZドル円は86.04円まで下落した。

 ドル円はじり安。17時時点では145.29円と15時時点(145.51円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。クロス円の売りが重しになり、145.15円までじり安。株式市場が軟調な動きとなっている反面、債券市場には買いが入り、時間外の米10年債利回りは4.21%台まで低下したことも上値を抑えた。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0873ドルと15時時点(1.0884ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。対ポンド、対豪ドルではユーロは底堅さを維持しているが、対円での売りに連れて16時過ぎに1.0864ドルまで下がり上値が重い。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.15円 - 145.88円
ユーロドル:1.0864ドル - 1.0894ドル
ユーロ円:157.76円 - 158.59円

(松井)
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