NY株見通し-ハイテク株を中心に堅調な展開か 経済指標は7月耐久財受注など

 今晩は堅調か。昨日は弱いPMIを受けて米10年債利回りが低下したことや、引け後に発表されるエヌビディアの好決算期待などを背景に主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が184.15ドル高(+0.54%)と3日ぶりに反発し、S&P500も1.10%高と反発。ハイテク株主体のナスダック総合は1.59%高と大幅に3日続伸した。引け後の動きでは予想を上回る大幅増収増益決算や強い見通しを発表したエヌビディアが時間外で6%超上昇し、アドバンスト・マイクロ・デバイセズも時間外で3%超上昇した。

 今晩の取引では、週末金曜日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えて警戒感が強まることが予想されるものの、好決算を発表したエヌビディアの大幅高が見込まれ、ハイテク株を中心に堅調な展開か。昨日の取引でセンチメントの改善につながった米10年債利回りの動向にも要注目か。

 今晩の米経済指標は7月耐久財受注、新規失業保険申請件数など。要人発言はハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁など。企業決算は寄り前にダラー・ツリー、引け後にアルタ・ビューティー、インチュイットなどが発表予定。(執筆:8月24日、14:00)
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