ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服した。2時時点では146.35円と24時時点(146.55円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。米金利を眺めながらの値動きとなり、米10年債利回りが前日比で低下に転じると146.22円まで上値を切り下げた。下げ一巡後は146.30円台でもみ合った。

 なお米金融当局者から発言が続き、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が「インフレ低下が停滞すれば、追加利上げが必要となる可能性」、メスター米クリーブランド連銀総裁は「おそらくまだやるべきことがある」などと述べた。また、グールズビー米シカゴ連銀総裁が「ソフトランディングに自信を持っている」との見解を示した。

 ユーロドルは持ち直した。2時時点では1.0796ドルと24時時点(1.0772ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準となった。米長期金利の上昇が止んだことが支えとなり、1.08ドル付近まで買い戻された。米株のプラス回復を眺めて、オセアニア通貨が反発したことにもつれ高となった。
 豪ドル/ドルは0.6413ドル前後、NZドル/ドルが0.5910ドル台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は底堅い。2時時点では158.00円と24時時点(157.86円)と比べて14銭程度のユーロ高水準。ドル円の下押しに引きずられて157.64円まで弱含むも、米株の上昇などを背景に158円台まで切り返した。23時台につけた昨日高値に並ぶ158.05円に迫っている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.72円 - 146.63円
ユーロドル:1.0766ドル - 1.0842ドル
ユーロ円:157.24円 - 158.05円


(小針)
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