ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、強含み

 24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。2時時点では145.90円と24時時点(145.59円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。序盤に低下した米金利が再び上昇に転じると、為替相場はドル買いが優勢となった。軟調な米株を眺めてリスクに敏感なオセアニア通貨が対ドルで弱含んだことも、ドル全体の押し上げ要因となった。ドル円は145.90円台まで上昇し、日通し高値145.96円に迫った。
 なおコリンズ米ボストン連銀総裁の発言が伝わり、「しばらく政策を維持する必要がある可能性が非常に高い」と述べられた。ただし同総裁からは、「さらなる利上げの可能性がある」という見解も示された。

 ユーロドルはじり安。2時時点では1.0821ドルと24時時点(1.0839ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準となった。米金利の上昇を受けて欧州通貨売りドル買いが強まり、一時1.0820ドルを割り込んだ。またポンドドルが1.2621ドルまで下落し、昨日安値1.2615ドルに迫っている。

 ユーロ円はもみ合い。2時時点では157.88円と24時時点(157.81円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれて157.93円まで下値を切り上げるも、一巡後はユーロドルの下げに引きずられるなど方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.60円 - 145.96円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0877ドル
ユーロ円:157.11円 - 158.05円


(小針)
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