NYマーケットダイジェスト・28日 株続伸・金利低下・円小幅安
(28日終値)
ドル・円相場:1ドル=146.54円(前営業日比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.53円(△0.50円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0819ドル(△0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:34559.98ドル(△213.08ドル)
ナスダック総合株価指数:13705.13(△114.48)
10年物米国債利回り:4.20%(▲0.03%)
WTI原油先物10月限:1バレル=80.10ドル(△0.27ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1946.8ドル(△6.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら3日続伸。25日に行われたジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を無難に通過し、中国で市場活性化策が発表されたことなどがリスク選好ムードを強める中、ダウ平均が一時300ドル超上昇すると円売り・ドル買いが進行。前週末の高値146.63円を上抜けて一時146.74円と昨年11月以来約9カ月ぶりの高値を更新した。
ただ、ロンドン市場が休場なことに加えて、本日は米経済指標の発表などがなく、積極的に上値を試す展開にはならなかった。政府・日銀による為替介入の警戒感がくすぶる中、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると一時146.37円付近まで押し戻された。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。ユーロ円などの上昇につれた買いが入ったほか、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると一時1.0820ドル付近まで値を上げた。もっとも、ロンドン市場が休場だったうえ、欧米の経済指標の発表などがなく、相場は狭いレンジ内での値動きにとどまった。NY時間の安値は1.0799ドルで値幅は0.0021ドル程度だった。
なお、ナーゲル独連銀総裁は「欧州中央銀行(ECB)が次回9月の理事会で再び利上げを決定すべきかどうかまだ明言できない」などと発言したものの、相場の反応は限定的だった。
・ユーロ円は3日続伸。米国株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが出ると一時158.55円付近まで上げたものの、欧州時間に付けた日通し高値158.57円を上抜けることは出来なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。25日に行われたジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を無難に通過し、中国で市場活性化策が発表されたことなどがリスク選好ムードを強めた。「スリーエム(3M)は品質問題があったとされる軍需用耳栓に関連した訴訟で、55億ドル以上の和解金を払うことで暫定合意」との報道を受けて、同社株が5%超上昇し、1銘柄でダウ平均を37ドルほど押し上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議での講演で「今度の政策判断は慎重に進めていく」と発言したことで、追加利上げへの過度な警戒感が和らぎ債券買いが進んだ。2年債入札が堅調だったことも相場を下支えした。
・原油先物相場は3日続伸。熱帯低気圧「イダリア」がハリケーンに発達し、今後はメキシコ湾沿岸の製油施設に影響を及ぼすとの懸念から、原油先物価格は80.80ドル台まで一時上昇した。一時利食い売りで上値が抑えられる場面もあったが、底堅さを維持し小幅に続伸して引けた。
・金先物相場は反発。米2年債を始め、米国の中長期金利が低下したことが支えになり金先物は小幅に反発した。先週のパウエルFRB議長の講演内容が概ね予想通りだったことも買い要因になった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=146.54円(前営業日比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.53円(△0.50円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0819ドル(△0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:34559.98ドル(△213.08ドル)
ナスダック総合株価指数:13705.13(△114.48)
10年物米国債利回り:4.20%(▲0.03%)
WTI原油先物10月限:1バレル=80.10ドル(△0.27ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1946.8ドル(△6.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら3日続伸。25日に行われたジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を無難に通過し、中国で市場活性化策が発表されたことなどがリスク選好ムードを強める中、ダウ平均が一時300ドル超上昇すると円売り・ドル買いが進行。前週末の高値146.63円を上抜けて一時146.74円と昨年11月以来約9カ月ぶりの高値を更新した。
ただ、ロンドン市場が休場なことに加えて、本日は米経済指標の発表などがなく、積極的に上値を試す展開にはならなかった。政府・日銀による為替介入の警戒感がくすぶる中、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると一時146.37円付近まで押し戻された。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。ユーロ円などの上昇につれた買いが入ったほか、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると一時1.0820ドル付近まで値を上げた。もっとも、ロンドン市場が休場だったうえ、欧米の経済指標の発表などがなく、相場は狭いレンジ内での値動きにとどまった。NY時間の安値は1.0799ドルで値幅は0.0021ドル程度だった。
なお、ナーゲル独連銀総裁は「欧州中央銀行(ECB)が次回9月の理事会で再び利上げを決定すべきかどうかまだ明言できない」などと発言したものの、相場の反応は限定的だった。
・ユーロ円は3日続伸。米国株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが出ると一時158.55円付近まで上げたものの、欧州時間に付けた日通し高値158.57円を上抜けることは出来なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。25日に行われたジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を無難に通過し、中国で市場活性化策が発表されたことなどがリスク選好ムードを強めた。「スリーエム(3M)は品質問題があったとされる軍需用耳栓に関連した訴訟で、55億ドル以上の和解金を払うことで暫定合意」との報道を受けて、同社株が5%超上昇し、1銘柄でダウ平均を37ドルほど押し上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議での講演で「今度の政策判断は慎重に進めていく」と発言したことで、追加利上げへの過度な警戒感が和らぎ債券買いが進んだ。2年債入札が堅調だったことも相場を下支えした。
・原油先物相場は3日続伸。熱帯低気圧「イダリア」がハリケーンに発達し、今後はメキシコ湾沿岸の製油施設に影響を及ぼすとの懸念から、原油先物価格は80.80ドル台まで一時上昇した。一時利食い売りで上値が抑えられる場面もあったが、底堅さを維持し小幅に続伸して引けた。
・金先物相場は反発。米2年債を始め、米国の中長期金利が低下したことが支えになり金先物は小幅に反発した。先週のパウエルFRB議長の講演内容が概ね予想通りだったことも買い要因になった。
(中村)