ロンドン為替見通し=弱い欧州景況がECB追加利上げ見通し後退させるか

 ロンドンタイムは、9月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:-24.3)や8月仏消費者信頼感指数(予想:85)の発表が予定されている。どちらもおおむね前回程度のややさえない数字が見込まれている。

 弱い欧州景況が欧州中央銀行(ECB)追加利上げ見通しを後退させている状況であるため、前回や予想比での弱さにマーケットは神経質になっている可能性がある。昨日、ナーゲル独連銀総裁からは「次回9月の理事会で再び利上げを決定すべきかどうかまだ明言できない」などの発言も聞かれた。底堅い米景気とのギャップが欧州通貨の上値を重くするリスクに留意したい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0920ドル近辺で推移する90日移動平均線付近。

想定レンジ下限
・ユーロドル:6月12日安値1.0733ドル。

(関口)
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