NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は8月消費者信頼感指数、7月JOLTS求人件数など

 今晩は底堅い展開か。昨日は先週末のジャクソンホール会議を通過したセンチメントの改善が続き、主要3指数がそろって2営業日続伸した。米10年債利回りが小幅ながら連日で低下したことも追い風にS&P500の11セクターは小幅安となった公益を除く10セクターが上昇と、ほぼ全面高となった。

 今晩はセンチメントの改善を背景に底堅い展開か。今週は金曜日に発表される8月雇用統計や、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する木曜日発表の7月コア個人消費支出(PCE)が最大の焦点となるが、今晩も8月消費者信頼感指数、7月JOLTS求人件数などが発表予定で、指標結果を受けた米10年債利回りの動向が注目される。

 今晩の米経済指標・イベントは8月消費者信頼感指数、7月JOLTS求人件数のほか、6月次住宅価格、6月ケースシラー住宅価格指数など。このほか、バーFRB副議長の講演も予定されている。企業決算は寄り前にベストバイ、JMスマッカー、キャタレント、引け後にHP、ヒューレット・パッカード・エンタープライズなどが発表予定。(執筆:8月29日、14:00)
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