ロンドン為替見通し=独CPI受けた水準調整こなしNYへつながる流れか
ロンドンタイムは、マーケットの注目度が高いインフレ動向を示す8月独消費者物価指数(CPI)速報値が発表となる。市場予想は前月比+0.3%、前年比+6.0%。前月比は7月並みの伸びとなる見込みだが、前年比では7月の+6.2%より弱く、上昇率の鈍化が続く見込み。
景況感も弱まるなかインフレ率の伸び鈍化継続が確認されれば、欧州中央銀行(ECB)追加利上げ見通しの後退が意識されユーロの重しとなる。ドル高の流れに調整が入り持ち直したユーロドルの動きを鈍らせることになるだろう。
テクニカル面でも目先の抵抗だった一目均衡表・転換線1.0848ドルをこなしたものの、1.0904・1.0918ドル前後で低下中の21・90日移動平均線や、一目・雲の下限1.0956ドルといった抵抗が上値に控えた状態。これらテクニカル面での重しに、もしCPI鈍化の売り要因が加われば、さえない展開へつながりそう。NY勢が動き出すタイミングに差し掛かる時間帯のCPI発表だが、結果に応じた水準調整をこなしてNYタイムの本格的な動意を待つことになるか。
想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・雲の下限1.0956ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:昨日29日安値1.0782ドル。
(関口)
景況感も弱まるなかインフレ率の伸び鈍化継続が確認されれば、欧州中央銀行(ECB)追加利上げ見通しの後退が意識されユーロの重しとなる。ドル高の流れに調整が入り持ち直したユーロドルの動きを鈍らせることになるだろう。
テクニカル面でも目先の抵抗だった一目均衡表・転換線1.0848ドルをこなしたものの、1.0904・1.0918ドル前後で低下中の21・90日移動平均線や、一目・雲の下限1.0956ドルといった抵抗が上値に控えた状態。これらテクニカル面での重しに、もしCPI鈍化の売り要因が加われば、さえない展開へつながりそう。NY勢が動き出すタイミングに差し掛かる時間帯のCPI発表だが、結果に応じた水準調整をこなしてNYタイムの本格的な動意を待つことになるか。
想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・雲の下限1.0956ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:昨日29日安値1.0782ドル。
(関口)