NY為替見通し=独立記念日控え休戦ムード、ISMの結果には要注目
本日のドル円は欧州時間に入り、欧州通貨に対してドル買いが進んでいる影響で、ドル円も連れ高になっている。もっとも、北米市場は米株式・債券市場が短縮取引、カナダも建国記念日の振替休日となっていることで、よほどのサプライスでもない限りは動意薄の展開になりそうだ。
しかし、その中で唯一市場を動意づける可能性があるのは、6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が発表されることか。5月は僅かに予想を下振れると、ドル円は50銭程度下落、しかしすぐに米金利の低下幅が縮まると、指標発表前の水準を取り戻した。今回は前回よりもやや景気指数は改善し、47.2予想となっているが、予想と結果にかい離が生じた場合は、ドルが急な値動きを見せるかもしれない。
市場は日米金融政策の方向性の違いが明確なこともあり、ドル円は「下がったら買い」のスタンスを崩していない。しかしながら、NY午後に入ると上述のように米株・米債市場が閉じてしまうこともあり、新たにドル円の買い仕掛けは難しいか。これまで為替介入が長期間行われなかった場合には、通常は東京の市場参加者がまだ残っている時間帯に為替介入が行われることが多い。その点を考えると、敢えてNY勢が休場を前にしてドルを積極的に押し上げるのも難しそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は6月30日高値145.07円、その上は昨年9月22日に介入が入った時の高値145.90円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途はこれまでの本日安値144.23円、6月30日安値144.21円、29日安値14414円などの144円前半が支持帯となりそうだ。
(松井)
しかし、その中で唯一市場を動意づける可能性があるのは、6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が発表されることか。5月は僅かに予想を下振れると、ドル円は50銭程度下落、しかしすぐに米金利の低下幅が縮まると、指標発表前の水準を取り戻した。今回は前回よりもやや景気指数は改善し、47.2予想となっているが、予想と結果にかい離が生じた場合は、ドルが急な値動きを見せるかもしれない。
市場は日米金融政策の方向性の違いが明確なこともあり、ドル円は「下がったら買い」のスタンスを崩していない。しかしながら、NY午後に入ると上述のように米株・米債市場が閉じてしまうこともあり、新たにドル円の買い仕掛けは難しいか。これまで為替介入が長期間行われなかった場合には、通常は東京の市場参加者がまだ残っている時間帯に為替介入が行われることが多い。その点を考えると、敢えてNY勢が休場を前にしてドルを積極的に押し上げるのも難しそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は6月30日高値145.07円、その上は昨年9月22日に介入が入った時の高値145.90円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途はこれまでの本日安値144.23円、6月30日安値144.21円、29日安値14414円などの144円前半が支持帯となりそうだ。
(松井)